・ビタミン類は、ビタミンA、ビタミンB１、B２、B６、ビタミンC
　　　　 ・ミネラルは、亜鉛、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、銅
　　　　 ・アミノ酸類は、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、スレオニン、グリシン、アルギニン、
　　　　　アラニン、プロリン、バリン、イソロイシン、ロイシン、フェニルアラニン、リジン、ヒスチジン、
　　　　　チロシンなど含有。
　

　　
　　●だから、イヌリンは食後の血糖値の上昇を抑える

　　　　・イヌリンは糖の一種ですが、食べてもほとんど吸収されません。人の消化管には、イヌリンを
　　　　　　吸収できるほど小さく分解する酵素が存在しません。そのためイヌリンは、糖ですが極めて
　　　　　　低カロリーで、さらに一緒にとった別の糖の吸収を阻害する力もあります。水溶性の食物繊維
　　　　　　であるイヌリンは、胃腸を通過するときに水分を吸収してゲル状になり、腸内の余分な糖を
　　　　　　一緒に巻き込んで体外へ排出してくれます。
　　
　　　　　　イヌリンのこのような働きは、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、つまりインスリンの節約に
　　　　　　つながります。

　　　●それで、イヌリンは膵臓と細胞の両方の機能を高める

　　　　・インスリンの必要量が減れば、糖尿病の方にとって、とても助かります。
　　　　　　　第一に膵臓の負担が軽減されます。
　　　　　　　糖尿病の患者さんの場合、ウィルスや過食は原因で膵臓は絶えずインスリンの分泌を強い
　　　　　　　られ、やがて膵臓が衰弱し、インスリンの分泌が枯渇する場合が多い。
　　　　　　　そのような時に、イヌリンの作用で糖の吸収が減り、膵臓を少しでも休ませることが出来れ
　　　　　　　ば、インスリンの分泌能力の回復に役立ちます。
　　　　　　　第二にイヌリンの効果で食後の血糖値の急上昇を抑えられると、細胞側にもよい影響が表
　　　　　　　れます。
　　　　　　　細胞の表面のインスリン受容体の活性が復活し、イスリンの刺激に対して受け体制となり、
　　　　　　　血液中の糖は、スムーズに細胞の中に取り込まれ、エネルギーとして消耗されるように
　　　　　　　なります。つまり糖代謝が正常に戻るということです。

　　　●他に、イヌリンの良いところ

　　　　　　・胃の中で膨張し満腹感を与えて食べ過ぎを抑えます。
　　　　　　・腸管を活性化させ、コレステロール値を下げることも。
　　　　　　・腸内のビフィズス菌（善玉菌）などのエサにもなるため、「悪玉菌」の繁殖を抑え、便秘解消
　　　　　　　や整腸作用などにも効果がみられます。つまり、全身の血液から毒素が抜け浄化されて、
　　　　　　　美容や健康の助けとなります。